TAMCとは

東京アマチュアマジシャンズクラブ(通称TAMC)は昭和8年(1933年)尾張の殿様 徳川義親侯爵、東大名誉教授 緒方知三郎博士(文化勲章受章者)を中心として創立され、現存する日本で最古のアマチュア マジシャンズ クラブです。

 奇術の趣味を通じて親睦を図ると共に技術の研鑚に励むことを目的として創立されました。現在もその精神は受け継がれていますが、更に新しさを求めて挑戦していくよう心掛けて、幅広い活動を行っています。

 お陰様でTAMCは2013年、創立80周年を迎えることができ、記念事業として「TAMC創立80周年記念誌」を編纂し一つの区切りとし、未来に向かって歩み出しました。

TAMC創立当時
 前列(皆椅子に座っている)左より右に:
 井上充、阿部徳蔵、徳川夫人、徳川義親、おきぬ、天海、福士政一
 後列左より右に:
 山岸徳平、緒方秀雄、広瀬渉、颯田琴次、緒方知三郎、箭内守美、石井武一、金沢義之介、坂本種芳、柴田直光、山田治作、小城末喜

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【活動のご紹介】

Ⅰ.定例活動

現在のTAMCは、月2回の例会、1回の研修会、春・秋2回のマジック発表会、国内合宿研修会、海外研修会を通して、自ら情報蒐集を行なうと共に、アマ・プロマジシャンとの意見交換など活発に行い、親睦と技術の研鑽に努めています。              

◆例 会

第1・第3木曜日 午後6時~8時 ◎奇術の研究と会員の創作発表中心に活動 


◆研修会

月1回の土曜日  午後2時~5時
◎主に基本技術の習得目的で活動

◆発表会

5月 クロースアップマジック発表会(家族会発表会)

10月 ステージマジック発表会

◆国内研修

毎年、神奈川県平塚で1泊2日の研修会をおこなっています。

国内研修風景 (於)平塚

Ⅱ.会員による対外活動

◆ボランティア活動

1933年の設立当初から、私たちの先輩会員は、傷病兵や出征留守家族を慰問、戦後は養護学校の設立に協力するなど、趣味のマジックを通して、自らの研究の成果を以って社会貢献を行ってきました。 平成12年に「ボランティア委員会」を発足させ、会として組織的にボランティア活動を行なうようにいたしました。 現在は、高齢者施設、障害者施設、病院、幼稚園、保育園、学校などで、マジックをとおして、明るく楽しい社会づくりに一層お役に立てるよう努力しております。

◆その他の対外活動、交流活動

国内・海外のマジック大会への出場、テレビ出演、書籍出版、演技のDVD化、講演会、講習会などを活発に行ない、マジックの普及、発展に貢献しております。

TAMCでは国内外のマジック団体等との交流活動や情報交換を積極的に進めております。

Ⅲ.会報の発行

会報の発行は、昭和10年(1935年)1月、クラブの生い立ち、研究の成果、会員の消息、マジック発表会様子などを写真入りで詳しく紹介した創刊号を発行したことに始まります。

その発行部数は1000部と言われ、会員を通じて無料配布されました。 

一部は英訳付きとして海外の同好団体に贈られ、当時TAMCの存在を国際的なものとして来ました。

 現在は、例会、研修会の内容、会員活動などを中心に、A4版20ページ前後の会報を月刊で発行しております。(会員限り)

Ⅳ.TAMCのホームページ

TAMC活動の対外発信を充実させる目的で ホームページを立ち上げました。

 TAMCの活動等が、マジックの発展、マジック愛好者の交流に寄与することはもとより、広く社会のお役に立てるよう、ホームページの内容充実に努力していきます。